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2017/12/09

映画_都市伝説 長身の怪人 感想 (評価/★:1)~おそらく史上初めて「何もしない恐怖」を描いた迷作~ネタバレあり【映画レビュー】

その男を見てしまったら...!映画『スレンダー 長身の怪人』予告編

映画_スレンダー 長身の怪人


◆都市伝説 長身の怪人 鑑賞◆


評価/オススメ:★

文月的採点(8/50点) 

長身の怪人 評価 感想

この作品ジャンルは?:ホラー(POV作品)

オススメしたい人は?:特にいません

印象を一言で?:せっかくの良いモチーフを無駄にするな!!

グロテスクですか?:ホラー慣れしていると、何も感じません。

◆synopsis◆


とある田舎町を訪れた記者のサラとカメラマンのマイロらのテレビクルーは
銀行に差し押さえられた家の中でゾディアックのマークにも似た不気味なマークと
失踪した家族が残したビデオテープを発見する。

そこには黒いスーツ姿の男と謎の記号が映されていた。
やがてサラたちは、その家にかつて住んでいた家族を見つけ出すが……。

◆comment◆


ご機嫌いかがですか?
鎌倉ものがたりは年末に行くことにした、デスキャンサー文月です。

・・・・・#地雷映画、みつーけた
(壇蜜の耳蜜風に)

今回は、、、、、2本新作のホラーをレンタルしてきたのですが・・・・

2本とも絶望した!!!!

糸色望 絶望した

両方とも、劇場で観ようかと思っていたものでしたが、正解。。。。

本当であれば書くほどの事も無いとして闇に葬るのですが、
新作料金を他に払ってしまう方がいるかも知れないと思うと心苦しいので投稿します。


こちら17.12.2よりレンタルリリースの作品。

しかもわたしの大好きな「POV作品」

どれだけウキウキしながらレンタルショップを後にしたのか、よくわたしの呟きを見てくださっている方はお解りかと思います。

しかし、裏切られた。。。。。

POV作品って、大抵は内容が破綻することが前提で創られていますので、わたしとしてはそのめちゃくちゃ具合を愛でるという一風変わった嗜好(家族には理解されない類の)で観ています。

あくまで「一般人」が偶然なのか、解明するためなのか、とにかく必要に迫られて手にしたカメラを通して語られる物語。

手ブレ、音割れ、ピンぼけ、なんでもござれ。

とにかくフィクション性をどれだけ殺せるかが、楽しさの基準になります。

だけど、、過剰にやり過ぎましたな。

ぶべら


題材となるのは、これも作品を楽しむための重要なモチーフである「嘘の都市伝説」

スレンダーマン

ご存知でない方はこちらのまとめサイトをご覧下さい

どうでしょう?

フィクションとはいえ、非常に気味の悪い怪人です。

見たものには「良からぬ何か」が降りかかりそうではないですか!?

このあたりもう1本踏んでしまった地雷映画「バイバイマン」にも通じるのです。


しかし、しかし、しかし。

この怪人、結局狙われた人らをストーキングして
「ただ突っ立てるだけ」なのです。

各シーンに散りばめられた、不気味な登場シーンの恐怖感とは裏腹に、

なにをしようとしているのか、最後まで解りません。

それに展開も想定通り、登場人物の構図も想定通り。

唯一度肝を抜かれたのは、スレンダーマンは「何もしない」ところだけです。。。。。

ちょっと、物語を整理します。


オープニングは初見では100%意味が解らないと思います(^_^;)
なので、これもいきなりの萎えポイント。

主人公らは地方ローカル局のテレビクルー。

ウォーキング・デッドのジェシーがヒロインのリポーター・サラ。
素敵だし、オープニングでカメラマンのマイロ(ほぼこいつが主役)と出会って数分で◯◯です(^_^;)

マイロは彼女にメロメロになりますが、関係はすぐに終わりに。

彼は諦めきれずに、仕事を終えた後も彼女をカメラ片手にストーキングするのが日課。
唯一の親友は忠実な愛犬(この子はさすが犬だけあって大活躍)だけ。

いや、スレンダーマンもストーキングするんですけどね。。。。

そこに現れたのが新しい上司であるチャーリー。

高学歴、ハンサムガイであり、権限を持った人物。

チャーリーは想定通り、ヒロインを口説きますし、ヒロインも想定通り、受け入れます。

物語はこの3人と1匹を中心に進むのですが、はじめからギクシャクしているのです。

サブプライムローン関係で抵当に入れられた物件の取材の際に偶然訪れたある家。

その家は不思議なことに「さっきまで普通に暮らしていた」ように放置されていたのです。

メアリー・セレスト号ですか!?

残された留守電メッセージを聞くと、本当にある日突然なんの前触れもなく退去したようなのです。

テレビマンとしては、当然食指が動くってなもんですな。

そして想定通り残されていた「ビデオテープ」

ヒロインもイケメンナイスガイも、哀れなカメラマンのマイロに「お前コレ全部観ておけ」的な感じで押し付けるのですな。

ヒロインとせっかくふたりでビデオを観られるチャンスだったのに、過去を蒸し返して、
「アンタなんか知らん」宣言されるカメラマンくん。

ここまででお解りですね。

この作品はこの可哀想なカメラマンくんのカメラと、残されたビデオテープの映像がほぼ9割の構成になります。

カメラマンのマイロくんはつまり「呪いのビデオ」を全部観てしまう訳で。


その結果どのようになるのか、簡単にクイズです。

①精神的におかしくなってしまう。

②失踪してしまう。

③呪いを解除する方法を最後に見つけて、実行する。

核心的なネタバレは控えます。(だってそこ『だけ』が面白いのです)

しかし、マイロくんに全部押し付けて、異変を途中まで信じなかった仲間もひどいのですが、観ている側を怖がらせようとする製作側の演出が、、、、

10分持たなかったDEATH。。。。


デスキャンサー文月


視覚的に怖がらせたい意図がミエミエなのですが、だったら無駄な効果音は入れないほうが良かった

本作の恐怖ポイントはある意味で『ライト/オフ』にも通じるところでもあるのですが、
カメラを通さないとスレンダーマンは見えないところにあるのです!

なのに登場を告げる効果音(ま、機材の音ですが)を定番にしてしまったのは、いけませんなぁ。(クロックタワーのシザーマンかい。。)

コレがこの作品の恐怖感を一気に下げてしまっています。

そして主人公たちもGoogle先生に一度でも検索すれば相手の正体に迫れそうなものなのに、ただただ逃避行をするハメに。

唯一の手がかりに迫るまでも「長い!!!」

わたしは思わず途中でAmazonのサイバーマンデーセールをスマホで見ながら鑑賞するほどのダレ具合でした。

でもね、ストーキングして未練タラタラのマイロくん。

イケメン上司にボコられても、スレンダーマンの謎に立ち向かうマイロくんと愛犬。

彼の執念はある瞬間に報われるのです。

それこそ「ロマサガ」で必殺技を会得した瞬間のように。

そしてその必殺技を披露するのです。

そこから数分がスレンダーマンのストーキングよりも恐怖なんですがね。

別の映画かよ、と。

その様を見れば、厳しい洛陽北部尉殿もきっとこう言って下さると思います。

ならばよし

でもね、みなさま。
同じPOV、かつストーキングもので怖いのは、本作よりも圧倒的に

『ハングマン』(2015)

ですよ。
レンタルされるなら、旧作ですが、未見の方はこちらが何倍もオススメ!

映画 ハングマン


ちなみにハングマンの予告編

ハングマン(字幕版)

ある男が、幸せそうなミラー一家の休暇中、自宅に侵入し、盗撮用のカメラを仕掛ける。彼のターゲットは、一家の若い母親だ。彼女が映っているホームビデオを漁り、のぞきや侵入行為を繰り返していく。そのうちに彼の行動はどんどんとエスカレートしていき、幸せだったはずの一家を、ストーカーの恐怖に陥れていく。(C)2015 Hiding In The Attic LLC



え???

ところで、「バイバイマン」はどうかって???

映画 バイバイマン


もっと、がっかりだよ!!!!!!


フラグを踏んだらサヨウナラ

フラグを踏んだらさようなら、の典型的な作品。

奇をてらうこともなく、思惑通りに進む以上に「怖くない」から寝落ちしてしまいました。

POVにでもすれば少しは面白かったんだろうけど、同じ正体不明の怪人なら
「地下に潜む怪人」
のほうが10倍は面白かったわ!!!!
ADVゲーム的で!!

7/8発売 『地下に潜む怪人』 トレーラー

7/8発売  『地下に潜む怪人』 http://www.nbcuni.co.jp/movie/sp/zekkyo/ モウ、モドレナイ パリの地下巨大墓地、そこは地獄の入り口。 ...

映画 地下に潜む怪人



バイバイマンも結局はほとんど何もしない(呪怨+貞子)÷長身の怪人のような作品です。
ラストも想定通りで、この作品も悲劇は続くという展開はミエミエ。
POV好きな贔屓目で「長身の怪人」のほうが、若干良いわ、というくらいです。

バイバイマン 評価:★(0.5) これも#地雷映画です。

楽しみだったのになぁ。。。。

おそらく史上初めて「何もしない恐怖」を描いた迷作を観たい方はどうぞお近くのレンタルショップまで。

2017年映画鑑賞 227本目

post from #pixelbook

◆overview◆


・原題:Always Watching: A Marble Hornets Story 2015年公開
・上映時間:92分

・監督:ジェームズ・モラン
・脚本:イアン・ショア    

・メイン・キャスト
アレクサンドラ・ブレッケンリッジ
クリス・マークエット
ジェイク・マクドーマン

2017/12/02

映画_サラリーマン・バトル・ロワイヤル 感想(評価/★:1) ネタバレあり ~あの...部尉殿...こいつら全員、死んでしまいました。ならばよし!~【映画レビュー】

サラリーマン・バトル・ロワイヤル

◆サラリーマン・バトル・ロワイヤル / The Belko Experiment 鑑賞◆


評価/オススメ:★

文月的採点(13/50点) 


映画_サラリーマン・バトル・ロワイヤル 評価
この作品ジャンルは?:スリラー

オススメしたい人は?:特にいません

印象を一言で?:何のための実験かなんて解らないとか、どういうこと?

グロテスクですか?:残虐描写あり

◆synopsis◆


生存率1/80
オフィスが戦場と化す衝撃のサバイバル・アクション!

コロンビアのボゴタにあるベルコ・インダストリーズに出社した80名の従業員。

いつも通りの業務が始まった矢先、突如会社のビル内にアナウンスが流れる。

「8時間後に皆ほぼ死ぬ。30分以内に同僚2人を殺せば生き残る確率があがる」と。

安全のために避難しようとした社員たちだったが、その直後ビルの全ての窓は頑丈なシャッターで閉められ、状況を把握しようとする彼らにタイムリミットの30分がまもなく迫っていた……。

※公式HPより


◆comment◆


2017.12.2よりレンタル開始の作品です。

みなさん、ご機嫌いかがですか?

デスキャンサー文月です。

久しぶりに地雷を踏んでしまいました。。。。。。。

デスキャンサー


これは、、、、ひどいDEATH。


監督がマーベル作品にも関わっている、プロダクションは『パラノーマル・アクティビティ』や『スプリット』も手がけている、出演陣にも気を配り、つまり、結構豪華なフレームのもとでこの映画は製作されているのです。

しかしながらなんでしょう。

この怒りと虚脱感は・・・・・

まるで、景品は豪華なのに、アームのネジがものすごくゆるいクレーンゲームDEATH。

ぶべら


先日、見逃していたザ・レイド(2011)を初鑑賞して結構個人的にはツボだったのですが、
コメントを頂戴する中で「ストーリー性に乏しい」というお声も散見しました。

ザ・レイド 映画


ザ・レイド(もっと言うと「ジョン・ウィック」なんかも)は壮大なストーリーを描く作品ではなくて、極端な話VFXなんか使わないで『リアルなアクションそのもの』を表現するという単純明快な設計思想のもとで製作されているので、繰り広げられる肉弾戦そのものが「ストーリー」なのです。

説明など最低限で、打つ、突く、蹴る、払う、掴む、締める、投げる過程そのもので語っている。

ものすごく味が良いのに恐ろしい無骨で無口な頑固親父が店主であるために、とっつきにくいと思われているラーメン屋みたいな作品なのです。

だって、どういう状況なのかって冒頭の導入部分の説明で十分だったはずです。
それだけの話なの?そうです。その潔さ。

だったら、わざわざ映画という体裁をとらないで、MVや教材か、はたまたゲームかなにかでやればいいじゃないかというツッコミが入りますが、それは映画化する決裁をされた方にしてくださいまし。

ただし、こういう作品ほど火が付けばカルト的人気を誇るんです。

ザ・レイドに関して言えば「ゲームでしかできないようなアクション」を「いやいや、現実にやれるからゲームに取り入れられるんだバカモノ」と相手に本当に入れちゃうような打撃をモロに描いている点、非常に好きですわ。

ストーリー性という意味では、似たようなシュチュエーションの『ジャッジ・ドレッド』(2012)の方が遥かに作り込まれています。
が、こちらはエンタテインメント作品として製作されているので当然です。

ジャッジ・ドレッド 映画


さて、サラリーマン・バトル・ロワイヤルの前段でなぜザ・レイドやジャッジ・ドレッドなどを話題にしたかといいますと、この作品も「閉鎖空間」が舞台だからです。

もう、この記事の冒頭でデスキャンサー文月が姿を見せていますので、ネタバレ云々という理性(笑)は吹き飛んでおります。

10分持たなかったDEATH。。。。。

ザ・レイドにストーリー性がないとお感じの方。

ストーリー性がない、意味がわからない、というのはこの作品のことを言うのですよ。


ツッコミ要素がいくつかありますが、、、、『ラスト/ナイト』以来の事態で、ダメージが大きすぎました。。。

ガッツがたりない!

→過去の紹介記事

@タイトル


サラリーマン・バトル・ロワイヤル→本家バトルロワイヤルに寄せたイメージを持たせたかったのでしょうが、センスのかけらもないネーミングと言っていいでしょう。

内容観てネーミングしたのか疑わしい。バトルロワイヤルなどほぼしていないのです。

海原雄山


これ、The Belko Experiment のままでいいでしょ。。。。

むしろこっちの方が邦題の1億倍は潔い。


@舞台設定・展開

ものすごく雑に何作かを組み合わせた内容です。

登場人物はいわゆるフツーの会社員たちです。

コロンビアというただでさえ結構物騒なお国の、さらに人里離れた場所に1棟だけドーンと建てられた近代的なビルに勤めています(人材紹介会社らしいですが、そんなもの結局どうでもよくなります)

それが、とある日のフツーの勤務時間中になんの前触れもなく閉鎖されます
(窓を含めた出入口が全面封鎖されるのですが、それが使徒が現れた『第3新東京市』的な表現をしたかったらしく、飲み物を吹き出しそうになりました。安すぎて。)

そして謎の全館放送が。


「8時間後に皆ほぼ死ぬ。30分以内に同僚2人を殺せば生き残る確率があがる」


は?

これって、


「今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます」


のパクリでしょ?

バトルロワイヤル 今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます。


・・・当然のことながら唖然とする一同。

「そんなことあるわけないやん」

という死亡フラグの後に、これまたバトルロワイヤルの展開丸パクリの『運営側による見せしめ処刑』

バーン!!!バーン!!!バーン!!!

誘拐事件が多発するコロンビアというお国柄を理由に、社員が入社の際にもれなく体内に(後頭部の付け根)埋め込んだという位置情報発信用インプラントが実は爆弾でしたという何とも安いオチ。

本家バトルロワイヤルのギミックのほうが何倍もゾクゾクしますね。

すると人の良さそうで頼れるリーダーだった現場の最高役職者らが「こいつは誰か殺さなきゃやばい」ってんで態度を豹変。

そいつも、そいつに付き従う連中の多くは実は特殊部隊出身OBでしたとかいうご都合主義丸出しの裏設定。
(オリバー・ストーン『プラトーン』のオニール軍曹も演じていて、ここだけは個人的にwow!)

揉めるとも揉めないとも言えない、生ぬるい非難の応酬の後に彼らは決裂。

しかも最初の殺人は、揉めている彼らとは全く無縁の場所で始まるという件は激しくツッコミポイント。

そんなこんなであっけなく武器保管庫の鍵を入手した極悪特殊部隊OBと対立し、平和的に逃げようとする相思相愛なんだかどうなんだかどうでもいい主人公カップルが率いる「いわゆるフツーの人」グループの、まぁ、戦いなのかなんなのか。

こういう展開だと主人公のジョン・ギャラガー・Jr(『10 クローバーフィールド・レーン』のお兄ちゃん)も実は強かったりするかと思いきや、そんなでもない。
むしろ特殊部隊連中になびかずに彼と共闘することを選んだグット・ファット・ナイスガイの警備員の兄ちゃんの方が好きだったのに・・・・

特殊部隊の連中は過酷な特殊訓練を受けた猛者であるはずなのに、ビルから脱出する方法をマスター・キートン先生並の手腕で考えればいいのだけれど、そんなことより「運営側の意向」を満たすことだけ考える(結局良心の呵責から、主人公らに寝返る奴もいない)

と、いうことは、いよいよこれからレクイエムでも流しながら壮絶な戦いが始まるのかな?

いやいや、それもまだ始まらない。

武器なんてオフィスビルに転がっているものなぞたかが知れているので、保安庫を抑えた特殊部隊に抵抗なぞできるわけもなく、あっけなく虜囚になっていくフツーの人たち。

生き残るという事に特化して、理性の殻を破り去ったサイコも出てこない。

つまり、登場人物の方々が残念ながら立っていない。

異常度なら
「悪の教典」「バトルロワイヤル」>>>>本作

特殊部隊もハスミンにかすりもしないほどの中途半端なヒールぶり。

みんなで脱出するよりも運営側の意向を満たせば(つまり、なんの恨みもない同僚を手にかければ)帰れるということで、特殊部隊による一方的な選別と処分が始まります。

殺し合いに発展する意味、過程、焦燥感、葛藤、虚無感、何もない。

どこにも連れていかない。

そう、予告編も壮絶バトルを予感させる作りをしていましたが、それはラスト直前に申し訳程度にあった小競り合いを編集で誇張しているだけです。

バトル、アクションで言うとザ・レイドと比べることすら失礼に値するレベル。

キャラクターがお亡くなりになる悲しさよりも、「え?なんで?」という気持ちのほうが勝ること間違い無し。

なんやかんやで決着がついたものの、真相解明の説明に納得できるわけもなく。

メタフィクションだかなんだか良くわかりませんが、ここに来て「黒幕」とやらが
「この一連の出来事に特に意味なんて無いよ」的な絶対零度の発言をするのです。

ごめんよぉ

あぅ、ごめん ごめんよぅ、ごめんよぅ、ごめん


ま、そういう奴らはお約束の最後が待っているのですが・・・・・・

つーか、さぁ!!!

あのラスト直前の「ケジメ」の付け方ってもろ「イングロリアス・バスターズ」だよね!!!劇場の場面のやつ!!!

そしてラストカットも何かの映画にひじょーーーーによく似ていたんだけど、気のせい???
(あれよアレ!ホラー好きなら観たことあるかも!!タイトルはあえて言いませんが)


「あの...部尉殿...こいつら全員、死んでしまいました」

ならばよし


まぁ、こういうことがあるからいろいろな映画を観るのって楽しいのですがね。。。

2017.12月の怒涛の映画ラッシュの前にちょっとしたお口直しということで。
(お口直しに全くなっていない)


2017年映画鑑賞 214本目

post from #pixelbook

◆overview◆


・原題:The Belko Experiment
2016年公開
・上映時間:88分
・監督:グレッグ・マクリーン
代表作:『マンイーター』『ミック・テイラー 史上最強の追跡者』
・脚本:ジェームズ・ガン   

・メイン・キャスト
アドリア・アルホナ
ショーン・ガン
マイケル・ルーカー
トニー・ゴールドウィン
ジョン・C・マッギンレー
ジョン・ギャラガー・Jr

 

2017/11/23

映画_ギフテッド / Gifted 感想(評価/★:5!!)~こうして”おいたん”は”キャップ”になった ~【映画レビュー】

『gifted/ギフテッド』予告編

『(500)日のサマー』でセンセーショナルなデビューを飾ったマーク・ウェブ監督が贈るハートウォーミング・ファミリードラマの傑作『gifted/ギフテッド』が11月23日(木・祝)より日本公開! 主演は『キャプテン・アメリカ』シリーズのクリス・エヴァンスと、本作をきっかけに現代最高の子役スターの座に上り詰めた、大注目の新星マッケナ・グレイス。 ...

ギフテッド  / Gifted ポスター


◆ギフテッド  / Gifted 感想◆


評価/オススメ:★★★★★!!!!!!

文月的採点(44/50点) 
この作品ジャンルは?:ヒューマンドラマ

オススメしたい人は?:すべてのいわゆる『大人』の人

印象を一言で?:わたし、劇場でおいおいと泣いてしまいました。。。。
キュートな少女のピュアな心に瞬殺必至!

グロテスクですか?:グロテスクなのは、大人の事情です。


◆synopsis◆


フロリダに暮らすちょっと変わった2人と1匹の家族。

7歳の生意気ざかりのメアリーと、彼女の叔父でシングルのフランク、そして“歴史上一番すごい猫”のフレッドだ。

互いがいるだけで毎日が記念日のように楽しい時間はメアリーが学校へ行くことになり揺らぎ始める。

彼女には生まれながらにして数学の天才的な才能(ギフテッド)があった。

「普通に育てたい」

というメアリーの母である亡き姉の遺志に従って、フランクはメアリーの英才教育を頑なに拒む。

しかし、そこへ縁を切ったはずのフランクの母親が現れて彼からメアリーを奪おうとする。
歴史を変える才能の開花か、愛する者と生きる人生か

─果たして、メアリーにとってどちらが幸せなのか? 

悩めるフランクには、姉から託された“ある秘密”があった─。

※公式HPより


◆comment◆


2017.11.23 本日から公開です。

ビッグタイトルが並ぶ11月のラインナップの中に本作が埋もれてしまうかもしれない!
そんな危惧を抱きながら鑑賞しました。

埋もれさせるにはもったいない!!!

けっこうズシンと胸に響くシーンがあって、クライマックスの重要なシーンからわたし
劇場で人目も憚らずハラハラとずっと泣いてしまいました。
(ちなみにわたしはダンケルクでも涙しましたが、今回のとは別の意味の涙でした)

これは、、、、駄目。

あのシーンは嗚咽ものだわ・・・

マッケンナ・グレイスちゃんは反則。

あ、わたし最近妙に涙腺崩壊するボーダーラインが非常ーーーーーーに(笑)緩くなっているようでして、涙活には困らなくなってきています。

先日も「君に読む物語」(2005年)をようやく鑑賞して、泣きはらしたクチです。
はい。


さて、”おいたん”と女の子の物語な本作。

誰しも親類の方がいて、絶対に交流しているとは思いますが、おじさん、おばさんと

わたしの場合、世代的に”おいたん”と耳にすると、自動的に脳内検索結果で最上位に表示されるものはもちろんこちらです。

ご存知、ジェーシー”おいたん” from フルハウス
(もちろんCV:堀内賢雄さん)

フルハウス ジェシーフルハウス


本作を観なければ、文月的には永遠に”大好きなおいたん”はジェシーおいたんでした。

ギフテッドを鑑賞後にはクリス・エヴァンス演じるフランクが無条件でその座を奪う結果に!

すっかりキャプテン・アメリカとして認知されたクリス・エヴァンスですが、
本作では人類にとってではなく「ひとりの女の子」にとっての本当のヒーローになる
という
これまた多くの女性(だけでなく男性も)のハートを崩壊させる役を演じきっており、
アベンジャーズでは決して見せることがなかった「心の底から苦悩し、失敗し、怒り、考える」姿は本作の純度をものすごく高めてくれています。

マーク・ウェブ監督は『アメイジング・スパイダーマン』『(500)日のサマー』を手がけており、大振りだけど緻密な作風((500)日のサマーは傑作)が目立っていたので、
スクリーンの前でいつクリス・エヴァンスが赤い円盤を手にするのか(オイオイ)と始めはハラハラしていたのですが、意外なことに、純粋な「ドラマ」に終始したことが驚きでした。

妙な仕掛けも、複雑な伏線もなく、ただひたすらに「大人の事情」と「ひとり子供の幸せ」とは何か?を問いかける。

この作品はわれわれ大人の『大いなる善意』が持つ二重螺旋についてこれでもか!というほど再考させてくれるでしょう。

・・・・・

わたし、実はほとんど他人に(家族にも)言ったことがなかったのですが、
よくニュースなどで話題になる、幼少の頃からある才能を伸ばすために、あらゆる自由を制限して、その世界のいわゆるプロになっていく人を見ると単純にすごいなと感心することはもちろんでしたが「本当にそれがその人が心の底から望んだ生活、人生、幸せ」なのか?と首を傾げる類の人間です。

それに子供の頃に「これはあなたのためだから」という言葉のもとに、言ってみれば行動を制約されたのが、ものすごく苦痛でした。
自立できないのですから、仕方のないことですがね。
その反動で社会に出てから変に理不尽な上役などに後先考えず一撃(笑)してしまい、
後悔したこともしばしば。
そして、自立してからのほうが何百倍も大変だと気が付くのです。
自分で選び取った結果が現在。
満ち足りてはいないけど、これはこれでいい。
毎年増えていく税金や支払いに頭を悩ませながら、なんとか生きてます(笑)

もちろん、第一線で活躍している才能のある方とは、才能を開花させるために血の滲むような努力をしているということも知っています。
だからこそ、それに見合った”いろいろな対価”を得る権利も生まれるわけで。

その連鎖はそれを見るわたしたちに希望を与えてくれるのですが、
一方でその成功譚、エピソードが独り歩きして「あなたも、かくあれかし」と誰かを縛ってしまう鎖になってしまっていないでしょうか?

英語もホントに素敵な言葉だなと単純に感じたのは、日本語なら「先天性な才能」という堅苦しい言葉を『贈り物≒Gifted』と表現していること。

世界にはそういう気まぐれな奇跡が実は結構溢れているんだと思う。

では、その素敵な贈り物は一体誰のものなのか?

本作で考えるべきなのは、コレなのです。

才能があるなら、才能を活かして、成功を、偉業を成し遂げるべき。

これには誰もが頷くとは思いますが・・・・

コレっていわゆる「大人の事情」じゃないですか?

というか、「こうあるべき」と刷り込まれている考え方ではないですか?

類まれな才能を持っているのは自分ではないのだから。

本作はひとりの幼い女の子をいわゆる「大人の事情」が勝手に振り回していく様をストレートに描いていきます。

と、書くと、登場する大人は全員悪者のようにみえてしまいますね。

訂正すると登場する大人は実は「誰も間違っていない」のです。

誰もがヒロインであるメアリーの「ためを思っている」のです。

冒頭でわたしが書いた「大いなる善意」とはこの事になります。

だけど、その善意には「思われる側」の気持ちは考慮されていない。
グサリと胸の奥に刺さった何かは「これは全部あなたのためだから」という善意の仮面に隠れている現実の悪意でした。

孤軍奮闘するクリス・エヴァンスがヒロインの女の子を頑なに「普通に育てたい」と願うのにはきちんとした理由があって、決して勝手ではない。

だけど「世間一般」という最小公倍数の世界では、クリスこそが非常識ではないか?と映し出してしまう。

その皮肉、その不条理、その怒り。

「やっぱり自分が間違いなのか」と打ちのめされる姿。

キャプテン・アメリカが負ける姿。

そして、才能を持ってしまったが故に大いなる善意に振り回される小さく純粋な心。

だからこそ、”大好きなおいたん”が選択したあのクライマックスが「アクションを伴わないアクション」として観る側のハートを打ち砕くのでしょう。

そう、苦悩するキャプテン・アメリカがわれわれ大人に向かって投じたヴィブラニウムの盾はそんな常識を砕くのです。

だからあの子を救いに来たあの人の姿は、あんなにも切ないのでしょう・・・・

あぁ、駄目、書いているとまた涙が!?

わたしにはまだ思いを聞くべき「その子」には巡り合っていません。
だけどわたしはいつの日か「その子」が自分の意志をきちんと持ったら、
こう伝えると決めています。


何を選び、何をするのか。
たとえ家族が言ったとしても、決めるのは、選ぶのは君だ。
わたしたちは君よりも長く生きてしまった分、いろいろ嫌なことも知っている。
だから、口うるさく君に意見するだろう。
才能とは自分が気がつかない限り、他人が何万語を費やしても、伸びはしない。
だけど、自分ですべてを受け入れられる覚悟があるのなら、君が全部決めていい。
そして何が起きるのか、君が誰より自分で確かめるべきだ。
たとえ何が起きても、自分の意志で選んだのなら受け入れる。
それが”好きに生きる”ということだ。
その繰り返しが、生きていくということだ。


クリス・エヴァンス、これ吹き替えではCV:中村悠一さんがまたやられるのかな。。。
本作のクリス・エヴァンスこそ、中村悠一さんボイスで楽しんでみたい。
そして、あのシーンを観て、余計に泣くんだろうけど(汗)

そうそう、『ドリーム』でも好演したオクタビア・スペンサーも、メアリーのお友達としてものすごく素敵な役どころを演じていますヨ。

ともあれ、この映画を見て「自分以外の誰かにとっての幸せ」についてもう一度考えてみるのもいいでしょう。

本当にオススメな一本です。

2017年映画鑑賞 211本目

post from #pixelbook

◆overview◆


・原題:Gifted 2017年公開
・上映時間:101分

・監督:マーク・ウェブ
代表作:『アメイジング・スパイダーマン』『(500)日のサマー』
・脚本:トム・フリン
     

・メイン・キャスト
クリス・エヴァンス
マッケンナ・グレイス
ジェニー・スレイト
リンゼイ・ダンカン
オクタビア・スペンサー

2017/11/11

映画_ザ・サークル 感想(評価/★:3)~いいね!のためには、生きてない。そこじゃないだろ!~【映画レビュー】

映画『ザ・サークル』本予告 11月10日(金)公開

\エマ・ワトソン×トムハンクス/ 11月10日全国ロードショー ...


ザ・サークル / The Circle ポスター



 ◆ザ・サークル / The Circle 鑑賞◆


評価/オススメ:★★★

文月的採点(37/50点) 
この作品ジャンルは?:スリラー

オススメしたい人は?:SNSを利用するすべてのネットユーザー

印象を一言で?:当たり前のツールとなっているからこそ、違和感を感じない怖さ。

グロテスクですか?:そうした描写はありません。


◆synopsis◆


世界NO.1のシェアを誇る超巨大SNS企業<サークル>
創始者であり、カリスマ経営者のベイリーが掲げる理想は

全人類がすべてを隠す事なくオープンにする完全な社会、だ。

大きな輪を意味する<サークル>では、誰もがいつでもつながりあい、互いの体験をシェアしあい、最高に刺激的な毎日を送ることができる。

憧れの最先端企業<サークル>に採用され、日々奮闘する新人のメイはある事件をきっかけにベイリーの目に留まり、画期的な新サービスの実験モデルに抜擢される。

それは至る所に設置された小型カメラにより、「自らの24時間をすべて公開する」というもので、彼女は瞬く間に1,000万人以上のフォロワーを獲得し、一躍アイドル的な存在となる。

ベイリーの理想「全人類の透明化」を実現するために、更なる公開実験が始まる。

熱狂とともに始められたその実験は無数の「善意」という仮面を被った「監視・追跡」サービスだった・・・・

果たして、個人のプライバシーは電子の海に投影することはできるのだろうか?

※公式HPより

※ネタバレ防止に付き、一部文月加筆訂正


◆comment◆


2017/11/10から公開です。

今回の予告編は結構素敵。
上手に編集されていて、本作の魅力を過不足なく表現しています。

でも本作を観て、恐怖や違和感を感じなかった方もいるのではないでしょうか?

それはまさしく「ニュータイプ」であって、

わたしのように「怖い」と思う方が

「時代が変わったというのか?エマちゃんみたいなのが24時間見られてケロッとしているとはな!?」

とランバ・ラル大尉とともに後退するしかなくなるのですな。

・・・

人は独りでは生きていけない、だから家族と繋がる。

その家族も彼らだけでは生きていくのは難しい、だから地域が生まれる。

その小さなコミュニティだけでは立ち行かない、だから村ができ、村が集まり街となり、国となる。

はるか昔、世界は平らだった。

水平線の向こうには崖があって、すべてのものが底に落ちてしまうと信じられていた。

しかし地球平面説が常識とされていた時代でも、世界の概念は丸いものだった。

世界を表すのにもっとも役に立ったのは、見上げた空に浮かんだ太陽と月だったのかも知れないのではないかと個人的には思います。

時は進んで現代においても、もちろん、世界は丸い。

あたかもそれはすべての事象の象徴であるかのように。

ザ・サークル。

それは人と、世界と、その双方を表しているシンボルなのです。

そしてわたしたちは物理的なサークルの上で暮らしているだけでなく、0と1から成り立つ電子のサークルの中でも暮らしているのが現実です。
そしてそれをもはや手放すことはできませんね。

この作品が取り扱っているのは、熱狂であり、世界と接続するという曖昧な動機による安心、孤独感、自己満足を「ただ描いている」のです。

この作品自体が何かわたしたちに教訓を垂れているのではないのです。

今の現実をただただ描いているだけ。

それがかえって、恐ろしい怨霊や怪物、怪奇現象とは別の意味での恐怖を掻き立てるのです。

題材自体が新しいという訳ではないですね。

群集心理やある種の熱狂の中で正常な判断を失うという展開がこの作品の基軸になるのですが、それ自体は近年の作品だとパッと思いつくものだと

「THE WAVE」
映画 THE WAVE ポスター


「クーデター」

映画 クーデター ポスター


「23分間の奇跡」

書籍 23分間の奇跡


「蝿の王」

映画 蝿の王



なんかで既に描かれているものです。

個人的には、世にも奇妙な物語版の23分間の奇跡は未だにトラウマものです。

ただし、これは「ある特殊な状況」の中で繰り広げられる狂気なのです。

本作が新しいという点は「もうすでにわたしたちが疑問も持たないで受け入れている状況」の狂気を描いている点ですな。

ザ・サークルはGoogle、アップル、フェイスブック、ツイッターをはじめとしたwebサービスをいってみればひとつに統合させたようなサービス。

ひとつの企業が、個人のすべての生活を掌握している状況であり、それを利便性の名のもとにすんなり受け入れている、ものすごく活用している、わたしたちを描いています。

作中描かれるのは、「よく見慣れた」ジョブズスタイルのプレゼンテーションだし、典型的なIT企業のオフィス、端末、洗練されたデザイン、サービスです。

それらを違和感なく見ていられること=すでにこの作品の描く狂気に自分も参加していることに他ならないのです。

それはたった一言、たった一枚の写真をポストしただけですべてを失うリスクのもう一つ先にあるもの。

全く知らない誰かによって、自分の意思とは関係なく=ネットのプライバシーポリシーや個人設定など嘘みたいに簡単に突き破られ、自分がシェアされ、世界中から見られる≒追われる、というリスクが見えてきます。

まぁ、ソーシャルネットワークとはそこに参加しているだけで既に、
「プライバシーが半分死んでいる」ことに他なりません。

シュレディンガーの猫にも似た状態ですね。


・・・ただし、残念ながら、オチはそれほどすごくないのです。

結局自分のことは秘密にしたいという、陳腐なものに。

しかし「自分のプライバシーなんだし当たり前だろう」と思ったあなた。
少しお待ちを。
あなたがメールやチャットも含めて、誰とも繋がっていないというのなら、それは正しいのです。

結局世界と繋がるとは、リツイートも、ファボも、ブクマも、見えない多数に自分の評価を丸投げしているという側面もあるのです。

丸投げしたくせに、その価値に依存して一喜一憂する。

わたしは例えば作家気取りの方が、SNSやいわゆる創作サイトなどで自分は◯◯万字の物語書いて、どのくらいの人にブックマークされただとか、解説してもらっただとか、自分が作り出した物語そのものにすら失礼なことを指標にしている書き込みを見かけますが、正直なところウンザリすることが多いです。

それでは10万字書いたら不朽の名作なのか?
10時間の映画が、永久に残る傑作なのか?
単純にそう感じるからです。

そういう台詞は、ヘンリー・ダーガーの『非現実の王国で』と同じことをしてから言うべきですな。

非現実の王国で - Wikipedia

『 非現実の王国で』(ひげんじつのおうこくで、 In The Realms of the Unreal)、正式には『 非現実の王国として知られる地における、ヴィヴィアン・ガールズの物語、子供奴隷の反乱に起因するグランデコ・アンジェリニアン戦争の嵐の物語』(ひげんじつのおうこくとしてしられるちにおける ヴィヴィアン・ガールズのものがたり こどもどれいのはんらんにきいんするグランデコ・アンジェリニアンせんそうのあらしのものがたり、 The Story of the Vivian Girls, in What is Known as the Realms of the Unreal, of the Glandeco-Angelinnian War Storm, Caused by the Child Slave Rebellion)は、 ヘンリー・ダーガーによる 物語である。 アウトサイダー・アートの代表例とされる作品で、「世界一長い 長編小説 」とされることもある。


わたしは物を書く端くれとして、戒めも込めてこの大型本を大切に書斎に飾っています。
これですら、全体の数百分の一しか解らないのですが・・・

脱線しました(汗)

しかしながらテクノロジーによって、自分の生活を切り売りしているのが現代のSNSのどうしようもない側面ですな。

いいね!のために生きている、というのは、映画そのものを象徴するコピーではなくて、
この映画が描いている現代のわたしたちの側面にこそ用いられるものですな。

あ、ジョン・ボヤーガは本作ではダークサイドには落ちません!
ご安心を(笑)!

エマ・ワトソンがどんどん世界に身を投げ出していくプロセスには、彼女の嬉々とした表情も含めて、本当にホラーを感じました。

2017年映画鑑賞 201本目

post from #pixelbook

◆overview◆


・原題:The Circle 2017年公開
・上映時間:110分

・監督:ジェームズ・ポンソルト
代表作:『人生はローリングストーン』
・脚本:ジェームズ・ポンソルト   デイブ・エガーズ
     

・メイン・キャスト
エマ・ワトソン
トム・ハンクス
ジョン・ボヤーガ
カレン・ギラン
エラー・コルトレーン


2017/11/03

映画_シンクロナイズドモンスター / Colossal 感想(評価/★:3)~煮ても、焼いても、叩いても、アン・ハサウェイは可愛いのです!キリッ~【映画レビュー】

シンクロナイズドモンスター予告

Uploaded by Albatrosmovie on 2017-08-09.


映画 シンクロナイズドモンスター アン・ハサウェイ



◆シンクロナイズドモンスター 鑑賞◆


評価/オススメ:★★★

文月的採点(35/50点)

この作品ジャンルは?:コメディタッチのファンタジー

オススメしたい人は?:カップルや女性の方も楽しめるかも。

印象を一言で?:超B級映画と思いきや、実は深い。
アン・ハサウェイがふつーのお姉さんを演じているのは必見。
つーか、ツンとしていないので、すごーーーーく可愛い。

グロテスクですか?:グロシーンはありません。


◆synopsis◆



巨大な怪獣を操るダメウーマンが、負け犬人生と世界の危機に立ち向かう!!

職ナシ、家ナシ、彼氏ナシ。
酒に溺れて失敗ばかりのグロリアは、ニューヨークから故郷の田舎町へと逃げ帰る。
時を同じくして、韓国ソウルに突如巨大な怪獣が襲来!
その怪獣の動作は、なぜか遥か遠く離れたグロリアとシンクロしていた―。
世界の運命は、酔っ払いのダメウーマンに託された?!
憧れのニューヨークで働いていたグロリア(アン・ハサウェイ)だったが、失業してからというもの毎晩酒に酔って暴走し、ついには同棲中の彼氏ティム(ダン・スティーヴンス)に家を追い出されてしまう。 家も仕事も彼氏も失ったグロリアが向かったのは、生まれ故郷の小さな田舎町。 そこでばったり再会した幼馴染のオスカー(ジェイソン・サダイキス)に誘われ、グロリアはオスカーが営むバーで働くことになる。

グロリアが新生活への一歩を踏み出す中、衝撃のニュースが世界を駆け巡る。 韓国のソウルで突如巨大な怪獣が現れたというのだ。 テレビに映し出された衝撃映像に皆が騒然とする中、ただひとりグロリアはある異変に気付く。 「この怪獣、私と全く同じ動きをする…?!」舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界をさらなる混乱へと陥れるが、そこに「新たなる存在」が立ちはだかる―!

※公式HPより


◆comment◆



2017/11/3 本日から劇場公開です。


・・・曰く、

「ゴミ映画」

「主人公の女が嫌い」

「なんだこれ?」

「ストーリーが浅い」

「説明不足」

「設定が中途半端」

「アン・ハサウェイがミスキャスト」

エトセトラ、エトセトラ。

・・・・手強い。これは手強い戦いだ。

わたしは劇場を後にしながら、ネット上に散見されるこれらの言葉に正直な所あたまを抱えていました。


本作は製作段階で権利問題で報道されたのをご記憶の方も多いでしょう。

ゴジラ似の「珍」怪獣映画、東宝に訴えられる - ライブドアニュース

『ゴジラ』シリーズで有名な東宝が、制作中の映画『Colossal』を著作権侵害で提訴した。監督自身が「史上最低予算のゴジラ映画」と述べた映画で、アン・ハサウェイ演じる女性が怪獣と心を通わせるという奇妙な設定だ。 「ゴジラ似の「珍」怪獣映画、東宝に訴えられる」の写真・リンク付きの記事はこちら ...

ゴジラがアン・ハサウェイ主演の巨大トカゲ映画に"待った" : 映画ニュース - 映画.com

巨大トカゲ映画主演が報じられたアン・ハサウェイ Photo by Andrew H. Walker/Getty Images for Variety [拡大画像] [映画.com ニュース] 米女優 アン・ハサウェイが、「GODZILLA」+「 マルコヴィッチの穴」のような作風をうたった巨大トカゲ映画「Colossal(原題)」に主演することが報じられたばかりだが、このほど本家「 ゴジラ ...

ただ、これは製作者側の迂闊さもさることながら、東宝が過剰に反応したのではとも思うのはわたしだけでしょうか?


おかげで舞台設定が日本から韓国に変更になっただとか、怪獣が将軍様がゴジラスタッフさんと製作したやつに似ているだとか、いろいろと物議をかもしたのもご存知の方が多いでしょうね。


これは是非とも、日本を舞台のひとつにして欲しかった・・・・

麗しのアン嬢が日本に大手を振って来られるじゃないですか・・・・


それにしてもここまでキツイ言葉で語られる本作ですが、わたしは単純にアン・ハサウェイがふつーーーーのおねえさんを演じているだけで、激レア物件だと(小声)

これを擁護しつつ、オススメとして紹介するにはどうすればいいかなぁ。

わたしは好きなんですよねぇ。

そして恐らく配給会社さんも、親しみやすさを最大限に訴求したくて、ピンクを基調にしたビジュアルと邦題を考えたのでしょうけど、、、、惜しい
この邦題では原題:Colossalに隠された対比というかユーモアが伝わらない。

それこそ怪獣メインの話にしか捉えてくれなくなっちゃうでしょーが。

確かに怪獣のビジュアルや事前のニュース何かを見ると、パニック映画やそれこそパシフィック・リム寄りのゴリゴリ系なアクションを期待してしまうと裏切られたと感じるのも無理も無いこと。

ましてや主演があのアン・ハサウェイならなおのこと大作であることも期待されるのも同感。

だけど、日本語版もオリジナル版の予告編にも、それこそ公式サイトにもシリアスな要素はほとんど見られません。

そうです。

たしかに純粋な怪獣映画とも言えず、大作であると定義するほど壮大もない。

本作はもっと身近で、
ごくごく小さなコミュニティの、
そしてパーソナルな問題を取り扱った物語。

これは怪獣をモチーフにした『ちょっと不思議な』自己再生の物語なのです。
(けっこうぶっ飛んでますけどね)

歯切れが悪くなるのには訳があって、面白いのですけど、なかなか上手く表現できないんですよねぇ。

例えが悪くて申し訳ないのですが、星新一的なとてもシュールなお話で。

あの「おーいでてこーい」がまっさきに想起されたのです。

ま、ストーリーの最大の謎としては、

『あの怪獣の正体はなんであるのか?』

に尽きるのです。


と、書いていたら、公開に伴う監督のインタビューを発見して妙に納得。

【インタビュー】『シンクロナイズドモンスター』監督は松本人志マニア!「『大日本人』の影響受けたよ」 | THE RIVER

「今日の僕はSF男だよ!」 ──スペインの鬼才は、ノートPCのスクリーンの中で、アップル・シナモン・フレーバーのVAPE(電子タバコ)の煙をモクモクと吐きながら笑っていた。「日本の皆とTV電話で話して、巨大なピルを持って(Beats Pill ワイヤレススピーカー)、VAPEを吸っているんだからね。」 なぜか巨大怪獣と動きが"シンクロ"してしまうという"ダメウーマン"の奮闘を描く異作 ...

これらを踏まえて、この映画を整理すると、彼らがこの作品を通してどんなメッセージを伝えたかったのかが朧気ながら見えてきます。

故郷というもっともパーソナルな場所に埋まった

忘れているようで姿を見せないだけの『思い出』

子供時代だからこそ覚えることができる『ピュアで強大な怒り、傷心』

決着をつけないで、そのままにしてしまった多くの人が持つ『何か』

大人になること≒誰もが横並びであることはあり得ないという『現実』

自身が苦しいゆえに、感じる『羨望』『嫉妬』

故に他者を支配したいと思う『エゴ』

個々人の心のうちにしまい込まれた強烈な思いというのは、時とともに純化するものもあるけど、その逆に腐臭を放つものもある。

わたしたちは人と関わるが故に悩み傷つくのですが、人と関わらず生きていくことは不可能。

ミクロの集合体がマクロ。

そしてテクノロジーがもたらした距離の喪失、言葉の壁の消失が、世界との境界線をものすごく曖昧にしてしまった。

ネット上では鍵でも掛けておかない限り「パーソナル」な言葉などない。

何気なくポロッと書いた一語でも、とてつもなく大きな問題に発展する事もある。

気が付かないうちに世界の何処かで何かを無情にも破壊してしまう恐ろしい力を、現代の言葉は持ってしまっていて、その危うさをほとんどの人が(わたしも含めて)自覚せずにデジタルに載せてしまっている。

例え個人の問題でも、世界中がそれを自由に閲覧し、共有し、返信することができる。

今月公開のトム・ハンクス/エマ・ワトソン出演の『サークル』

映画 ザ・サークル エマ・ワトソン


この作品と根底では共通しているであろうテーマを本作はあくまでもコメディタッチに描いているのです。

なので、よーーーく目を凝らして観てみると、本作品には意外な魅力があるのです。

というわけで、高嶺の花が舞い降りた。

わたしたちふつーの人達と同じ視線に立ってくれたアン・ハサウェイを観られる貴重な作品。
お楽しみください。

そうそう。本作のキャストは豪華ですよ♫

2017年映画鑑賞 190本目

◆overview◆


・原題:Colossal  2016年公開
・上映時間:110分

・監督:ナチョ・ビガロンド
代表作:『ブラック・ハッカー』『TIME CRIMES タイム クライムス』
・脚本:ナチョ・ビガロンド
     

・メイン・キャスト
アン・ハサウェイ
ジェイソン・サダイキス
ダン・スティーブンス
オースティン・ストウェル
ティム・ブレイク・ネルソン

2017/10/28

映画_ブレードランナー2049 感想(評価/★:4) ~“We are like a snowflake, all differentinour own beautiful way.”~【映画レビュー】

映画『ブレードランナー 2049』予告3

これ"が知られたら、世界は滅びる―。 その秘密を探る新旧ブレードランナー2人が"追う者"から"追われる者"へと変わる。 次第に明らかになる、2049年の未来とはー。 映画 『ブレードランナー 2049』 10月27日(金)公開 公式サイト:http://www.bladerunner2049.jp/ 公式Facebook: https://www.facebook.com/BladeRunnerMovieJP/ 公式Twitter:https://twitter.com/bladerunnerJP

映画 ブレードランナー 2049 


◆ブレードランナー2049 鑑賞◆


評価/オススメ:★★★★
(ブレードランナーの続編ではなく、単体作品で成立させても良かったかも)

文月的採点(42/50点)
この作品ジャンルは?:サイエンス・フィクション

オススメしたい人は?:これは実は非常に難解で玄人向けだと思います。
『で?何だったの?』と思われる方も多いかも。

印象を一言で?:良くも悪くも『ブレードランナー』の呪縛は恐るべきもの。
むしろ『ブレードランナー』の続編だと考えないで観た方がいいでしょう。

グロテスクですか?:生命とは美しくも、醜いものです。


◆synopsis◆


2049年、貧困と病気が蔓延するカリフォルニア。
人間と見分けのつかない《レプリカント》が労働力として製造され、
人間社会と危うい共存関係を保っていた。

 危険な《レプリカント》を取り締まる捜査官は《ブレードランナー》と呼ばれ、2つの社会の均衡と秩序を守っていた―。

LA市警のブレードランナー“K”(R・ゴズリング)は、ある事件の捜査中に、
《レプリカント》開発に力を注ぐウォレス社の【巨大な陰謀】を知ると共に、
その闇を暴く鍵となる男にたどり着く。

彼は、かつて優秀なブレードランナーとして活躍していたが、
ある女性レプリカントと共に忽然と姿を消し、
30年間行方不明になっていた男、デッカード(H・フォード)だった。

いったい彼は何を知ってしまったのか?
デッカードが命をかけて守り続けてきた〈秘密〉―
人間と《レプリカント》、2つの世界の秩序を崩壊させ、
人類存亡に関わる〈真実〉が今、明かされようとしている。


※公式HPより


本作品により深く入り込むために、渡辺信一郎監督をはじめとするクリエイターによって製作された3編の前日談もぜひご覧になられてから、劇場に足を運ばれることをおすすめします。
↓↓↓
渡辺信一郎監督作品 「ブラックアウト 2022」

【渡辺信一郎監督による前奏アニメ解禁!】「ブレードランナー ブラックアウト 2022」

『ブレードランナー2049』へ至る、空白の30年間。2022年に起きた大停電<ブラックアウト 2022>とはー? 『カウボーイビバップ』『アニマトリックス』『サムライチャンプルー』などを手がけ、日本のみならず海外でも高い評価を得続ける渡辺信一郎監督が『ブレードランナー 2049』の制作スタジオであるAlcon Entertainmentからオファー受け、短編アニメーション「ブレードランナー ...


ルーク・スコット監督作品 ※リドスコのご子息!!です。
「2036:ネクサス・ドーン」・「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」」

【『ブレードランナー 2049』の前日譚】「2036:ネクサス・ドーン」

『ブレードランナー2049』へ至る、空白の30年間。 デッカードが恋人の女性レプリカント《人造人間》と共に姿を消してから17 年後、2036 年の世界。そこでは、レプリカントの新たな創造主となる科学者ウォレス(ジャレッド・レト)が、<巨大な陰謀>を目論んでいた―― 『ブレードランナー』を監督した"SF 映画の巨匠"リドリー・スコットの息子、ルーク・スコットが監督を務めた短編を公開! ...

【『ブレードランナー 2049』の前日譚】「2048:ノーウェア・トゥ・ラン」

『ブレードランナー2049』の舞台である2049年の一年前、2048年の世界―。 ロサンゼルス市警は"ブレードランナー"組織を強化し、違法な旧型レプリカント《人造人間》の処分を徹底していた。軍から逃げ出し、この街にたどり着いた旧型の違法レプリカントであるサッパー(デイヴ・バウティスタ)は、トラブルを避け静かな暮らしを送っていたが ...


◆comment◆


日本では2017/10/27より公開です。

わたしは本日の朝、映画館に駆け込みました。

意外や意外、女性の方も多く客席に座られていたのが印象的でした。



リドリー・スコットは純粋な意味では映画監督ではないとわたしは個人的に思っています。

あの方は監督というよりも、
極度に神経質で創造的な『世界構築厨』
なのです。

まず語りたいストーリーがあって、舞台を付け加えていく。

彼はそうした手順ではなく、

まず圧倒的なまでに創り上げられた舞台があって、
その中でストーリーが必然として展開する。

こんな気難しくて繊細な彼だからこそ可能な
『ぐうの音も出ないほどの構築美、虚構美』
それが彼の『映画』なのです。

エイリアン(1979)、ブラック・レイン(1989)、白い嵐(1996)、グラディエーター(2000)、ブラックホーク・ダウン(2001)、キングダム・オブ・ヘブン(2005年)、プロメテウス(2012)、オデッセイ(2015)、エイリアン・コヴェナント(2017)・・・
(あ、エクソダス入れるの忘れた!)

彼の手がけたこれらの作品が他を寄せ付けないところがあるとすれば、徹底的に、
それこそスクリーンに映る埃ですら『その世界』に存在するものであると言って憚らない姿勢です。

彼ほど『虚構』と『現実』の境界線を曖昧にさせていくことにこだわる監督は、なかなかいません。

まずはじめに「世界」あり。


ここに上げた作品はどれもが、
物語以前にスクリーンの中で成立している『もうひとつの完璧な虚構の世界』であって、
わたしはそれだけでもご飯3杯は食べられます的な「映画のメインディッシュ」なのです。

つまり、物語の装飾として舞台があるのではない。
そういう『世界』なら当然展開するであろう物語をわれわれに観せて(≒魅せて)くれる。
そんな監督です。

ハレルヤ。

そんな彼がまだ映画監督として駆け出しの頃に創り上げてしまった『呪縛』の根源が、
当時は「なんじゃこの訳の分からない作品は?」と酷評された
ブレードランナー(1982)なのです。


映画 ブレードランナー ハリソン・フォード



この時代、わたしたちの「いわゆるゴリゴリのSF」の基礎(≒呪縛)を確立させてしまった天才が何人かいます。

リドリー・スコットは間違いなくそのひとり。


彼の呪縛とドゥニ・ビルヌーヴ監督はどのように向き合うのか、非常に楽しみでした。


しかし、ドゥニ・ビルヌーヴ監督
見事なまでに『ドラマ』にしてしまっていましたな(汗)


「複製された男」(2013)並に強気な姿勢を期待していたのですが
(あれも消化するのにえらく時間がかかったものです)

映画 複製された男 ジェイク・ギレンホール


個人的には押井守監督あたりが製作してもよかったのではないかな。
やらないか、マモさん。

ところで、
「ブレードランナー」
というタイトルの由来をご存知でしょうか??

もともと本作の原作はフィリップ・K・ディックの伝説となった名著「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」というもの。
原作をご存じない方のためにwikiをpostしておきます。

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? - Wikipedia

8人のアンドロイドが火星を脱走して地球に侵入する。2人はサン・フランシスコ警察署主任のデイヴ・ホールデンにより処理される。アンドロイドのマックス・ポロコフは、デイヴ・ホールデンに重傷を負わせ、逃走する。サン・フランシスコ警察署のハリイ・ブライアント警視は、部下のリック・デッカードに、残りの6人の処理を依頼する。デッカードは、バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)なのだ。デッカードは、逃走したアンド...

まぁ、ディックの作品はあくまでも原案に過ぎない、というのが真相のようですが。

この作品が映画になる段階で、どうしてタイトルが変更になったのか?
※原作にはブレードランナーという単語は出てないのです。

それにはこういう理由があったのです。

「ブレードランナー」というタイトルの謎、一体何を意味する言葉なのか?

1982年に公開された映画「ブレードランナー」の中で、主人公であるリック・デッカードは「ブレードランナー」と呼ばれる捜査官ですが、「ブレードランナーとは一体何なのか?」ということの説明はありません


さて、公開前からネット上を散見するに「もろストーリ-」をメインにこの物語を語る言葉が多く見られます。

たしかに本作は

『世界』を愛でる要素<『物語』を奏でる要素

という構図になっています。


誰もが納得できるように丁寧に説明、解説があって、どうかこの作品を堪能してくださいとお願いするような「媚びた」小説や物語はわたしはあまり好きではありません。

そうした製作姿勢は「受け取る側」であるわれわれの想像力を制限させますし、
ある「フォーム」に収まった作品しか世間に受け入れられなくしてしまう足枷になってしまうとわたしは思っているからです。

残念ながら、本作ではドゥニ・ビルヌーヴ監督独特の、もっと言えばリドリー・スコットらしい(原案のディックらしい)突き放した語り口ではなく、下手すれば『最小公倍数』に受け入れられやすいように意図された『興行的』な色が強くなっているように感じました。

よってストーリー展開の細かい部分については、他の方の感想に譲るとします。

わたしがちょっと残念に感じたのは何故か?

それは扱っているストーリーの根幹である、

「人工的に生命を造るということ」

「造られた生命の魂の所在についての問題、あるいはその魂の交流の問題」

「非人間であることの哀しみ」

とは前作ブレードランナーで描かれている部分であり、

当時のSFだからこそ新鮮な議題であり、強く心を打つ要素だからです。

本作でも確かに『ストーリー』としては切なさを感じさせるものなのです。

しかしですよ。
この作品で展開される「切ない」エピソードとは、
ブレードランナー以降に誕生した無数の作品で取り上げられていて既視感(デジャヴ)が拭えない方も多いでしょう。(特に近年の)

それは攻殻を観なさい、それはエクス・マキナを観なさい、それこそエイリアンを観なさい・・・・etcなど。

→エクス・マキナ、エイリアン:コヴェナントの紹介記事

【映画 感想】エクス・マキナ  ―ロボット三原則という、不条理な鎖はもう不要なのか―

―もう「人工知能を創ったらどうなるか?」という問いかけは廃れていくのだろう。 「ヒトに創られた人工知能は、『人間』とどう向き合うのか?」という段階に来ている様に思います。 予告編で紐解かれていくあらすじは、プログラマーの主人公の青年がとある人里離れた施設で美しくも歪な一体のAI相手に「機械相手に人間性を感じるのか?」をテストしていく(※一種のチューリングテスト)をするというもの。 ...

エイリアン コヴェナント 感想 ~全ての生命に祝福を~【映画レビュー】

宇宙移住計画を実行するために地球を旅立ったコヴェナント号は、 コールドスリープ中の男女2,000人を乗せて、 植民地と成り得る惑星を目指していた。 しかし、あるアクシデントが発生し航行に重大な支障がでてしまう。 コールドスリープから目覚めた主要クルーらによる修復作業のなか、 謎の電波を受信する。 本来であればあり得ないことではあるが、航路を変更して 電波発信元に向かうコヴェナント号とクルー達。

わたしだって勇んで劇場に行ったのですから、めちゃくちゃ心躍らせて記事を書きたかったのですけどね(汗)


リドリーが打ち立ててしまった圧倒的な虚構は現代の手法によって見事に昇華させられていて、本作でもストーリー以上に楽しめることは間違いないです。

われわれとは異なる世界線で成立した『2049年』はあるのに、作品がフォーカスしているのは明らかに『物語』であって、『世界』ではない。


実はちょっと目の肥えた方からすれば、物語の冒頭ですでに興冷めしてしまう重要なネタバレがありまして。(わたしは、えーーーー、ここでそれ!?と驚きました(笑))

それについては

「どうして公式サイトに登場人物の紹介がないのか?」

という程度に留めておきます。

お陰で逆に冷静にスクリーンと対峙するハメになりました。

結局これって、アレ同士の追いかけっこだものね(脱力)と。

なので、これだけの話題とバジェットを持った作品にしてみれば、非常に勿体無い感じがしてしまいました。

・・・海外でも評価が割れていたり、わたしもこうやって首を捻ってしまう理由とは、取りも直さずリドリー・スコットの『ブレードランナー』の呪縛なんですね。

これは例えばスター・ウォーズの「ローグワン」のように全く別の作品だと捉えれば十分楽しめると思います。

だから「ブレードランナー」を知らない人こそ、むしろ本作からこの世界に浸ってみるのが良いでしょう。

続編というより、解釈の違い。

哲学が文学になった。

本作はこんな作品です。

だったらなんでリドリー・スコットが自ら監督をしなかったのか?というのは禁句でしょうね(笑)


いっその事、クリスチャン・ベールのリベリオン(2002)ばりにアクション全開にでもすれば『伝説』として語られたんだろうな。


はげしく余談ですが、公式サイトに書かれている
「映画史に残るラストシーンに、その答えがある」
というコピーですが、

知っている人にとっては、
おまっ、ラストシーンの前に、この絵面は『カウボーイビバップ』の最終話と一緒だぞ
とツッコまれるのではないかと。
(CBファンにしてみれば、本当のラストカット前にこう叫んでしまうでしょう)
渡辺信一郎監督も関わっていますしね(笑)

アニメ カウボーイビバップ スパイク・スピーゲル

※↑↑正確にはこのシーンの後です。
そして、本当のラストカットを喰ってしまうくらいのシーンです。


しかし、闇とネオンと雨で包まれた『ブレードランナー』の完結には
あのようなシーンも見事に対比させる意味で良かったのでしょうが、わたしにしてみれば
このブレードランナー2049という物語の主人公が、あまりに哀れに感じさせられてしまい、わたしもうまい具合に乗せられたなぁと苦笑しました。

というか、
この物語の主人公とは誰であったのか?

これを考えるほうが楽しかったりします。

★も素直にあげず、こんなディスり口調で長々書いておきながら、Blu-rayが出たら絶対に買いますヨ!!!!

何度か虚心坦懐に観れば『この作品』を愛せるようになるでしょうから。

わびさび。

2017年映画鑑賞 180本目

ドゥニ・ビルヌーヴ監督作品『メッセージ/Arrival』の紹介記事はこちら

メッセージ/Arrival 感想 ~世界は『言葉』でつくられている~【映画レビュー】

突如地上に降り立った、巨大な球体型宇宙船。 謎の知的生命体と意志の疎通をはかるために軍に雇われた言語学者のルイーズは、 "彼ら"が人類に<何>を伝えようとしているのかを探っていく。 その謎を知ったルイーズを待ち受ける、美しくそして残酷な切なさを秘めた人類へのラストメッセージとは―。 解った、だとか、解らないだとか大きく評価が割れる作品がある。 ...


◆overview◆

・原題:Blade Runner 2049  2017年公開
・上映時間:163分
・製作総指揮:リドリー・スコット
・監督:ドゥニ・ビルヌーヴ
代表作:『メッセージ/Arrival』『ボーダーライン』他
・脚本:ハンプトン・ファンチャー マイケル・グリーン
   

・メイン・キャスト
ライアン・ゴズリング
ハリソン・フォード
ロビン・ライト
ジャレッド・レト
アナ・デ・アルマス
シルビア・ホークス
カーラ・ジュリ
マッケンジー・デイビス
バーカッド・アブディ
デイブ・バウティスタ

2017/10/27

映画_ゲット・アウト / Get Out 感想(評価/★:4) ~あなた、もしかして『ブルギさん』じゃないですか?~【映画レビュー】

『ゲット・アウト』予告編

全米初登場NO.1大ヒット!米映画レビューサイト99%大絶賛! 映画『ゲット・アウト』10月27日(金)TOHOシネマズ シャンテ他、全国ロードショー! ...

映画 ゲット・アウト Get Out ジェイソン・ブラム




◆ゲット・アウト/Get Out 鑑賞◆


評価/オススメ:★★★★
(本年屈指のイカレ具合です!!!!)

文月的採点(46/50点) 

この作品ジャンルは?:スリラー

オススメしたい人は?:単純にクルッテル人達を観たい人

印象を一言で?:実はものすごく社会派の映画です。そして発想は武器人間(笑)

グロテスクですか?:やろうとしていることはとてもグロテスク。


◆synopsis◆


何かが、おかしい。

ニューヨークに暮らすアフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、ある週末に白人の彼女ローズの実家へ招待された。

若干の不安とは裏腹に過剰なまでの歓迎を受けるものの、黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えたのだった。

その夜、庭を猛スピードで走り去る管理人と窓ガラスに映る自分の姿をじっと見つめる家政婦を目撃し、動揺するクリス。

翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに多くの友人が集まるが、何故か白人ばかりで気が滅入ってしまう。

そんななか、どこか古風な黒人の若者を発見し、思わず携帯で撮影すると、
フラッシュが焚かれた瞬間、彼の態度は豹変し「出ていけ!」と襲い掛かってくる。

“何かがおかしい”と感じたクリスは、ローズと一緒に実家から出ようするが・・・。

※公式HPより


◆comment◆


さて、そんなこんなで観てきましたよ「ゲット・アウト」

本年のはじめに海外に住む文月の映画友達から
「文月サン、これホントに○ッキンクレイジーだよ」
と連絡をもらった作品。
文月は公開を心待ちにしていたのです!!!

人種差別主義者(レイシスト)に真っ向から中指をおっ立てる、トンデモなくファンキーな映画が公開されました。

これはもしかしたら、カルト的名作として長らく語り継がれるのではないかと。
後述する文月のある気付き(汗)もありますが、それをまったく知らない方であれば、
斬新な映画であると思われる方も多いのではないでしょうか。


誰かを嫌う、憎む。
そうした感情というのは人間誰しも持っているもの。

わたしには嫌いな人間はいない、なんて言う人をわたしは一切に信じないし、
それは嘘だ。

最小単位のコミュニティである家族ですら感情の行き違いを抱えていることはザラで、
人間同士はおろか、動物同士のコミュニティですら、派閥はある。

コミュニティの集合体である組織、社会同士だって「身内とその他」を明確に分けているし、
その規模が大きくなればそれだけ難しい言葉で「もっともらしい名分」が装飾される。

日本は単一民族国家だから差別などは無縁だとか、昔学校の先生が言っていたけど、それは間違いだ。

人種が違うからではなく、個々人の価値観、背景が違うから。

こういう問題って、民族だとか、人種だとかは本質的には関係なくて、人間同士の軋轢に寄るところが大きいと個人的には考えてます。

かく言うわたしも、海外赴任をしている際には「◯◯人はこれだからダメだ」と感じたことも、口に出したこともありますし、外国人からも「クソ日本人、日本に帰れ」と面と向かって罵倒されたことがあります。

いろいろ理不尽なことばかりが多いですが、決して手など出さず、
銀河英雄伝説のダスティ・アッテンボローのように

「それがどうした?」

と銀河最強の言葉で乗り切るのが一番です。

100%互いに不満がないなんてことはあり得ない。
社会で生きていくということは、国でも、組織でも関係なく、相手との距離感をどれだけ上手に制御できるかがポイントだ。

そんな訳で、いろんなことをひっくるめても、この人と一緒だとなんか楽しい。
そんな人になりたいものです。


たが、しかし・・・・

しかし、ですよ。

わたしは
「この展開、かなり前に、どこかで・・・」
と鑑賞後に首を捻っていました。

記憶を頼りに、グーグル先生にお力を借りましたら、出てきました!

物語の展開としては日本人にとってみればアレです。

知る人ぞ知る星新一原作『ブルギさん』
※映像作品としては、世にも奇妙な物語 268話/主演:田原俊彦

ドラマ 世にも奇妙な物語

でも、これで通じてしまった人もがっかりしないでください。

この作品は『ブルギさん』になる理由が星さんとは違いますし(笑)
もっとダイナミックに展開します。


ですので、敢えてわたしは
ハリウッド版『ブルギさん』
と命名しました。


憎い、とは転じて、嫉妬や羨望が隠れているケースもある。

この作品では「白人至上主義」かと思われるアメリカの、それも南部で
とある奇妙なコミュニティが、偏見を『偏愛』に転換している様が描かれます。

この『偏愛』度合いが、本作品を本年度最上級にイカれた映画に仕立てているのです。
(このセンス、脚本/監督の力量は素晴らしいです)

まさかの日本人登場(チョイ役ですがね)もあるのですが、それがよりこの映画の「人種」というテーマを際立たせています。

人種を乗り越えた融和ではなく、侵食されていくのではないか、という恐怖が。

そしてそこに絡んでくるのが不老不死の願望。
と、まぁ、このジャンル好きにはたまらないカルト要素ですなぁ。

異常な世界を極彩色に染め上げた感じはフィクションであることを強調すると同時に、
これを社会に出すには、ここまで作り上げないといけなかったのかと、唖然とさせられます。


「ゲット・アウト/Get out」

というこの映画のタイトル。

穿った見方をすると、これすら制作陣による一流のブラックユーモアであって、
イッちゃってるコミュニティからすれば主人公『ら』はWelcome全開の「Get in」なのです。
(大切なのは『ら』であること)

これから作品をご覧になられる方は

「誰が、どうして『出て行け』」と言ったのか?

に注目して観てください。

この作品のコピーである『何かがおかしい?』とは、
『ゲット・アウト=出て行け』の謎を解くことであり、
それが104分の旅を満喫するキーワードであると教えてくれています。

エンドロールを迎える頃には、このタイトルが意味深であることがお解りになると思います。


それから見逃せないのが、この映画では「めちゃくちゃカートゥーン」というか、ベタというか、ステレオタイプのマッド・サイエンティストが登場します。

イカれている度合いからすると、
『武器人間』(2013)のヴィクター・フランケンシュタイン博士

映画 武器人間 ヴィクター・フランケンシュタイン


『ムカデ人間』(2010)のヨーゼフ・ハイター博士

映画 ムカデ人間 ヨーゼフ・ハイター


には及びませんが、典型的な危ないヤツが登場しますぞ。

主人公が導かれるその「研究施設」の造形が50〜60年代を象徴したようなもので、個人的に胸を貫かれましたわ。

なんだろうなぁ、『007』の初期の頃、Qなんかが小言を言いながらひょっこりと姿を現しそうな。(こっちはイギリスですが)

アメリカの当時の造形とかも日本の「昭和」と同じように、すでに「異世界」感を醸し出すものになってしまったんですねぇ。

そして、イカレた連中の『解決策』とやらが武器人間に通じたのは笑えました。


ちなみに・・・・
人種差別とはものすごく根が深い問題です。
舞台となる南部では実際にこのような状況だったのです。
(舞台が南部ってなぜ?=スウィートティを飲んでましたからね!!!これも劇中での皮肉のひとつ。貴重品であった砂糖をふんだんに使ったアイスティーは、上流階級であり、白人社会の象徴のひとつです。)

日本の教科書では語られない 人種差別のおそろしい真実

たった60年前のこと。アメリカ人は凄惨な歴史の再来を恐れている。

そして、日本人もその対象でしたという記事を見つけました。

旅先ではご用心、人種差別がきつかったディープサウス (アトランタ) - 旅行のクチコミサイト フォートラベル

アトランタでのHolisunさんの旅行記です。


さらに本日ロケットニュースさんを閲覧中に、まさしく本作の根深い問題の本質を突いた記事も発見。

黒人男性が白人至上主義者をハグしながら「なんで僕を嫌いなのか?」と聞き続けたら衝撃的な回答が返ってきた

肌の色、生まれた場所、性別、外見、身分、職業......人間はさまざまなことで、正当な理由もなく他者を差別する。「◯◯だから、しょうがない」「これは差別ではない」などの舌先三寸な言い訳も聞かれるが、これからお伝えするような場面でも全く同じことが言えるのだろうか? ある 黒人男性が、白人至上主義者にハグをしながら「なんで僕のことが嫌いなのか?」と質問し続けた ...


あ!スウィートティについてのコラムもご紹介します。
(実はわたしコーヒーも紅茶も大好きです)

アイスティーの起源を追って|世界のお茶専門店 ルピシア 〜紅茶・緑茶・烏龍茶・ハーブ〜

アイスティーの歴史を遡ると、アメリカ南部の冷たく甘いお茶の文化にたどり着きました。



監督を務めた著名コメディアンのジョーダン・ピール氏。
今度はなんと本作の5倍ものバジェットで新たな映画製作をするそうです。

ブラックユーモアのかけ具合は、どことなく北野武監督にも似ていると感じました。

これは、ぜひ劇場に足を運んで頂きたい作品です。
極彩色で装飾されたフィクションに大いに笑い、その裏に隠された問題について考えてみるのも、ほんの少し世界のためになるかも知れません。

もう1作のイカれた映画
『a cure for wellness』
も公開されないか、切に願ってます。

これも本当におすすめです!

本作も十分キテレツですが、イカレ具合とぶっ飛び度はこちらに軍配。

・文月の過去の紹介記事

A cure for wellness 感想 ~つーか!おっさん!演技にかこつけて、どこ触ってんだ!羨ま・・・ぶ、ぶべら!!!~【映画レビュー】

ニューヨークの巨大金融系企業に勤める若手社員のロックハートは、アルプスにある療養施設ウェルネスセンターに行ったまま連絡の途絶えたCEOを呼び戻すために現地に派遣されることなった。 行き着いた先は人里離れた閉鎖的な山間の小さな町。 ウェルネスセンターも名前とは裏腹に、中世の古城を改築した土地に設けられていた。 デジタルとは程遠い世界に呆気にとられるロックハート。 ...


2017年映画鑑賞 175本目

◆overview◆


・原題:Get Out 2017年公開
・上映時間:104分

・監督:ジョーダン・ピール
代表作:『コウノトリ大作戦!』
・脚本:ジョーダン・ピール
     
・メイン・キャスト

ダニエル・カルーヤ
アリソン・ウィリアムズ
ブラッドリー・ウィットフォード
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
キャサリン・キーナー
スティーブン・ルート
ベッティ・ガブリエル
マーカス・ヘンダーソン
キース・スタンフィールド

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第7並行世界のユートピア

物語の海に溺れる中で、フレーズ、イメージを繋ぎ合わせて生まれた短いストーリー達を文月陽介が書き留めます。 特定のジャンル、モチーフにこだわらずに、ひとつひとつの物語を紡いでいます。 ※筆者の気まぐれにより不定期更新です。

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