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2017/02/21

【海外ドラマ 感想】ストレイン 沈黙のエクリプス  ―あぁ、それが引き金になるんですね―

[映画感想]
ストレイン  沈黙のエクリプス  season1  鑑賞
(原題: The Strain)
2014年公開

オススメ:★★★★☆

ギレルモ・デル・トロ とチャック・ホーガンによる原作。
それだけでもとーーーっても、期待大。
Amazonビデオで解禁されたので、満を持して鑑賞です。

これは、ホラーなのか?サスペンスなのか?エンタテイメントなのか?
ミスター・ロボット以来の感度の良さをワタクシのアンテナはキャッチしてしまったのです。

ミスター・ロボットが虚構と現実、デジタルとアナログという「相反的なものを扱う」物語なのであれば、
ストレインも愛と憎しみ、そしてオカルトと科学というこれまた別の「相反的なものを扱う」物語だ。

小島監督がやはりこれからは海外ドラマだと言っていたのは頷ける。大監督がドラマを取るとこうなるのか?
といっても、バジェットも撮影規模も小さくて、小回りがきくとのこと。すると軌道修正も可能だし、フットワークも軽い。
無理やり2時間という時間の制約の中に物語を嵌めこむこともないし、むしろ自由になるのだろう。

下手なパニックものでもなく、安直なアウトブレイクもなく、恐怖と謎というものがふとした瞬間にすぐ後ろに迫っている。
そして、驚愕。まるでいつの間にか濡れてしまったシーツに気がついた時のような。
それをあの派手好きなギレルモ・デル・トロ が巧妙過ぎる手法で伝えている。

主要登場人物それぞれも無駄でもなく、必然性を持っている。
インテリ、孤高の戦士、タフガイ、ハッカー、熱血漢、etc、etc。
恐怖にも目的を持たせることだ。幸せを決めるのは自分の意志であるように。
目的をもった恐怖とは、見ているもののココロを鷲掴みにする。そして巧妙だ。

それにしても、恐怖の根源とトリガーを、人間の一番素晴らしい物に据えるとは。
これは観た人が感じ取ってください。

その時、とはこの物語に限ったことではない。
生きていくうえで、その時、とは様々なもの、人に姿を変えて僕達の前に立ちはだかる。

非力な僕としては、最高級のノートPCじゃ対抗できないなら、銀の金槌ぐらいは腰のベルトに忍ばせておきたい。
続きが楽しみ。
ぜひ、皆さんにも見て欲しいドラマ。

【海外ドラマ 感想】ミスターロボット ―0と1だけの世界と、0と1だけではない世界の狭間で―

[映画感想]






ミスターロボット
2015年公開 

オススメ:★★★★★!!!!

2016年の1月にシーズン1と出会い、ぶっ飛ぶくらい衝撃を受けたミスターロボットのシーズン2を鑑賞開始。

デジタルと現実が錯綜する「今」だから成立するストーリー/そして怖さ。

故、伊藤計劃氏が観たらなんとコメントするのだろう。

あぁ、海外ドラマを観ると止まらなくなるから困りモノ。
どうやったらこんなぶっ飛ぶ物語を紡げるのか、毎秒ショックを受けながら観た。

虚構と現実/デジタルとアナログ/嘘と本音/愛と憎しみ。どれも表裏一体で、いつどんなタイミングで入れ替わるのか解らない。


解らない人間のココロの本質を、映像にするとこのドラマになる。


世界を変えるほどの事件を起こしながら、かえって壊れていく主人公エリオットの感じる心理は、実は誰もが抱えている闇だ。



手っ取り早く恐怖をイメージするなら、狭い箱の中に閉じ込められた自分を想像すれば良い。
閉塞感。八方塞り。
何にでも逃げ道はある。それが人をどこかで油断させる。気が付けばもうどうしようもない所まで来てしまっている。
人は孤立をするほど人を求める。それがどんな結果であれ。
不信感とは誰かに対してではなく、自分に向けられたものだ。
そういう怖さをこの物語は語っている.

人は常に何かを選んでいて、同時に間違えている。
思春期の悩みも、大人になってからの悩みも、根底は一緒だ。大人は理由付けという逃げ道を持っているだけだ。
登場人物は皆、矛盾を受け入れることを悩んでいる。ここまで真に迫る人間ドラマは稀だ。
僕だって、いつまで経っても迷っている。
それが「普通」だと、このドラマは言っている。
あぁ、面白い♪

2016年映画鑑賞 93本目 

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第7並行世界のユートピア

物語の海に溺れる中で、フレーズ、イメージを繋ぎ合わせて生まれた短いストーリー達を文月陽介が書き留めます。 特定のジャンル、モチーフにこだわらずに、ひとつひとつの物語を紡いでいます。 ※筆者の気まぐれにより不定期更新です。

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